私たち高槻聖書教会は、キリストの弟子作りに励み、神の国を表す交わりを築き、福音伝道と社会的責任に取り組むことにより、神がほめたたえられることを目指します。

解説
①「キリストの弟子作り」 
主イエスは地上の生涯で弟子作りに集中された。ご自分が選ばれた12弟子をそばにおいて、生活や働きを共にし、彼らを教え訓練した。主イエスの弟子訓練は神の国を現すための世界宣教の手段であった。
主イエスはご自分の働きの継続のために、教会の使命として大宣教命令を与えた(マタイ28:18-20)。この命令の中心は、主イエスが取り組まれた「弟子作り」である。主イエスは神の国を現せない大勢の信者を増やすことではなく、ご自分に従いこの世界に神の国を現す弟子を求めている。まず、私たちが、神の言葉を信じてキリストに従う弟子として整えられ、次のキリストの弟子作りに励むことが教会形成と世界宣教の鍵である。

②「神の国の交わり」
私たちはこの世から救われて、父・子・聖霊なる神の愛の交わりに加えられた。本来の愛の関係を経験するのが神の家族である教会の交わりである。また、私たちはキリストにつながる各器官であり、ひとつのキリストのからだを構成している。それゆえ、聖書が教える交わりとは、楽しい会話、遊び、交流に留まらない。交わりはキリストの使命を共有し、協力へと向かう。神の家族として互いに愛し合い励まし合う交わりは、キリストのからだである私たちがこの世に派遣されて、神の国を現す原動力となる。

③「福音伝道」
本来、人間とこの世界は、創造主なる神の栄光を現す素晴らしい作品である。神のかたちである人間は神の代理人として世界管理の使命が与えられた。しかし、人間は神の命令に逆らい堕落し、この世界は呪われたものとなった。私たちは神の怒りを受けるべき者となったが、神は愛ゆえに人間とこの世界の回復のために、キリストにある救いを成し遂げてくださった。私たちは神の圧倒的な愛と恵みによって救われた者として、神と隣人への愛ゆえに、神の国の良き知らせをこの世界に伝える。

④「社会的責任」
福音伝道と社会的責任は、神の国を現す世界宣教の柱である。主イエスの地上での働きは、聖書の言葉を宣べ伝えただけではなかった。主イエスは人間の心だけでなく、人間の体、社会、宗教、政治とあらゆる領域に神の国を現された。私たちは全世界を治める王キリストによって、この世に派遣された神の国の民である。私たちの宣教の働きは、この世界の全領域に向けられている。私たちは家庭で、学校で、職場で、地域で隣人に仕え、神の国を現す社会的責任に取り組む。そしてこの世界に対する神の愛を明らかにする。

⑤「神がほめたたえられる」
キリストの弟子作りに励み、神の国を表す交わりを築き、福音伝道と社会的責任に取り組む。これらの目的は、神に背を向け、神を礼拝していない人々が、神をほめたたえるためである。私たちの人生は、自己実現のための人生ではなく、神をほめたたえる人生に変えられた。神との関係回復に導かれた私たちは、神を愛し、お互いを愛し、世界を愛する本来の使命に励む。
私たちのすべての営みの中心は、主日礼拝である。聖霊とみことばに導かれて、神の価値を豊かに表現する礼拝をささげる。今、神の安息と神の国の幸いを味わうと共に、やがて到来する主の日を証しする。

参照聖句
①「キリストの弟子作り」
  マルコ3:13-15、使徒1:8、マタイ28:18-20、ヨハネ8:30-32、テモテ3:15-16、エペソ4:11-13
②「神の国の交わり」
  Ⅰヨハネ1:3、使徒2:44-47、ピリピ1:5、Ⅰコリント10:16-17、Ⅰコリント12:11-12
③「福音伝道」
  創世記1:26-28、創世記1:31、創世記3:17,ローマ1:18、ローマ5:8-10、エペソ1:10、コロサイ1:20、マタイ22:35-40、Ⅰペテロ2:9
④「社会的責任」
  マタイ4:23、ヨハネ17:18、マタイ25:31-46、Ⅰテモテ6:17-18、マタイ5:13-16
⑤「神がほめたたえられる」
 エペソ4:22-24、出エジプト20:8-9、黙示録4:10-11、Ⅱペテロ3:9-13